こんにちは!さこちゃんです。
今回は「All in On WP Migrationを使ったテスト環境の構築方法」についてです。

WordPressのテスト環境を作るのって難しそう・・・

実は、All in One WP Migrationというプラグインを使うと超簡単にできるのだ!
はじめに
さこちゃんはWeb制作会社に勤務しているのですが、直近案件として、Webサイトの改修依頼がありました。
このサイトはすでに公開済みで、WordPressを使用した動的サイトです。
改修作業にあたり社内のテスト環境を構築する必要があり、その手順が興味深かったので、備忘録も兼ねご紹介したいと思います。
手順は以下の通りです。
- テスト環境を準備する(サブドメを新規取得し、WordPressをインストールする)
- 本番環境にAll in On WP Migrationをインストールし、ファイルをエクスポートする
- テスト環境にAll in On WP Migrationをインストールし、ファイルをインポートする
- かんせい!
前提条件 〜作業を始める前に〜
この記事では以下の前提を元に解説を進めていきます。
STEP1 テスト環境を準備する
まずはテスト環境となるWordPressを用意します。
今回は、Xserverでサブドメインを新規取得しWordPressを新規インストールします。
サブドメインの取得方法は、本記事では割愛させていただきます。こちらの公式ページをご覧ください。
次に取得したサブドメインにWordPressをインストールしましょう。
インストール方法も本記事では割愛させていただきます。こちらの公式ページをご覧ください。
管理画面にログインできたら、テスト環境の準備は完了です!
STEP2 All in On WP Migrationで本番環境のファイルをエクスポートする
次にプラグイン「All in On WP Migration」を使って、本番サイトのデータをエクスポートします。
以下の手順で進めましょう。
- 本番環境のWordPressに All in One WP Migration をインストール
- WordPress 管理画面 > All in One WP Migration > 「エクスポート」を選択
- エクスポート先を「ファイル」に指定
- 出力されたファイルをダウンロード
① 本番環境のWordPressに All in One WP Migration をインストール
本番環境のWordPressの管理画面にログインしましょう。
管理画面の左メニューの「プラグイン」→「新規追加」をクリックし、「All in One WP Migration」を検索します。
左上が該当のプラグインです。
「今すぐインストール」をクリックし、プラグインをインストールし、「有効化」しましょう。

②-④ 「エクスポート」メニューからデータを出力&ダウンロード
プラグインのインストールが完了したら、エクスポートを行います。
本番環境の管理画面にアクセスし、左メニューの「All in One WP Migration」 > 「エクスポート」をクリックしましょう。
以下の表示が出てくると思いますので、「ファイル」を選択しましょう。

するとエクスポートが自動的に始まり、処理が完了すると以下の「ダウンロード」ボタンが表示されます。
「ダウンロード」ボタンをクリックして、生成された.wpress
ファイルをPCに保存しましょう。


生成された.wpress
ファイルには、本番環境の全データがまとめられているよ。
このあとテスト環境にインポートする際に使用するので、わかりやすい場所に保存しておこう!
STEP3 All in On WP Migrationでテスト環境にファイルをインポートする
次にSTEP2でエクスポートした本番環境のファイルを、テスト環境にインポートしていきます。
手順①につきまして、STEP1と同様の手順になりますのでそちらをご参考ください。
- テスト環境の WordPress に All in One WP Migration をインストール
- 「インポート」から先ほどダウンロードしたファイルを選択
- インポートが完了すると、本番環境と同じ内容が再現されます!
テスト環境の管理画面にアクセスし、左メニューの「All in One WP Migration」 > 「インポート」をクリックしましょう。
以下の表示が出てくると思いますので「ファイル」を選択し、STEP2で生成した.wpress
ファイルをインポートします。

これでインポートが完了しました!
インポート完了後は強制ログアウトになりますが、これは正常の動作ですのでご安心を。
これは、ログイン情報も本番環境のものに上書きされるためです。
本番環境と同じユーザー情報でテスト環境に再ログインし、きちんと反映されているか確認してみましょう。
チェックポイントは以下の通りです。
テスト環境を検索非対称にする
インポートが完了したら、いよいよ最後の作業です!
先ほど構築したテスト環境は現時点であくまでも本番サイトのコピーサイトでのため、ブラウザから偽装サイトと判断されペナルティを受けてしまう可能性があります。
そこでテスト環境を検索非対称にする必要があります。方法は以下の2通りです。
方法1:noindex 登録する
テスト環境の管理画面にアクセスし、左メニューの「設定」 > 「表示設定」をクリックしましょう。
「検索エンジンでの表示」の「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックを入れます。

「変更を保存」ボタンをクリックしたら完了です。
方法2:Basic認証をかける
テスト環境自体にBasic認証をかけ、ID/PWを知る人のみサイトを閲覧できるようにする方法です。
Basic認証は自動でnoindexが設定されるので、先ほどご紹介した方法1の操作は不要になります。
なおBasic認証の設定方法の解説は本記事では割愛させていただきます。
以下のページがわかりやすかったので、ご参考ください。
ちなみにXserverを使用している方は、コンパネ上で簡単にBasic認証をかけることができます。
こちらの記事をご参考ください。
補足:管理画面のログイン情報を変更するには
本番環境のログイン情報ではなく、任意のものを使用したい場合。
管理画面のユーザー > ユーザーを追加 をクリックすると、以下の画面に移動します。

情報を追加し、「ユーザーを追加」ボタンをクリックします。
管理画面をログアウトし、新しく設定したログイン情報で再ログインできたら完了です。
おわりに
いかがでしょうか?
今回は、WordPressを使ったサイトのテスト環境を作る方法について解説しました。
プラグイン All in On WP Migration を使用すればいとも簡単にデータの反映が可能です!
ぜひ参考にしてみてください!